にっき

ということで、昨日の夜中(というか日付が変わった今朝)に、日本映画専門チャンネルで
放映された「西の魔女が死んだ」の感想から。

この映画、TV番組表で何度も見ていたにもかかわらず、なかなかタイミングが合わず見そびれ
ていたのですが、昨日の夜たまたまTV番組表を見たら深夜1時からの放映が書いてあった
ので、急遽見ることにしました。

題名と番組表に出ていた概要からメルヘンチックなイメージを持っていたのですが、実際
そういう部分もありますが、不登校問題とか、家族の問題とか色々思いテーマも持っている
お話でした。

約2時間の内容の中に1ヶ月間のことが書かれた話なのですが、話の内容がじっくりと書き
込まれているので、あっという間に話が進んでしまい、何故か少し物足りない気がしました。

西洋人である祖母が不登校になったクオーターの孫娘に色々なことを教えていくのですが、
「教えてやる」という態度ではなく、とてもいい雰囲気の中、上手に自らやる気を出させるという
ところが、見ていて心地よかったです。

話の中で孫娘が魔女の修行をすると言ったときに、修行は、まず普通のことを普通にできる
ようになることだといい、たとえば、早寝・早起きをしたり、自分で決めたことをやり遂げると
いう、一見簡単そうで、実は一番難しいことを続ける事をさせるのが感銘を受けました。

自分も、実は一番信用していないのは自分なので、あれをしよう、これをしようと思っていても
つい流れに負けてしまってやらなかったりすることが多いので、これは参考にしなければ
いけないと思いました。<-いまさらですが(^^;;;

それから、話の中で出てきた「死ぬ」ということ、「命」「魂」について。

孫娘が「死ぬって言うことはどういうことなのか」という問いに、「分からない。死んだことが
無いから…。」というのは、聞き古されたジョークなのに、何故かとても新鮮に聞こえました。

そして、孫娘が父親に同じ質問をしたときに、「死ねば何もなくなってしまう」という答えをされ、
「死」というものがとても怖くなっているという話に対し、祖母は、自分が思っている「死」という
ものは、魂が肉体から離れることなのだと語って聞かせたのに対し、孫娘が「だったら、
苦痛ばかり与える肉体なんていらないのに」という反応に、「肉体が無ければ魂は感じることが
できないから、成長できない」といい、魂の本質は成長することなのだからと考えを語っていま
した。

僕も宗教にとらわれ無いながらも、そういうものなんじゃないかな、そうであって欲しいなと
思っていた内容だったので、ここで語られた話は僕の思いと似ていていいなと思えました。

ただ、僕の考えには肉体は魂のセンサーだという考えは無かったので、この点については
「なるほど」と感銘を受けました。

こういった複数の感銘させられるシーンがあったのだけれど、一度見ただけでは完全に理解
できないからなのか、最後の部分で大きな感動を受けとることができませんでした。
また、時間を作って、再度見て、もう少し自分の中で咀嚼してみたいと思いました。

 

続いて、今日見た「マイマイ新子の千年の魔法」。
DVDを借りて見たのですが、2008年だったか2009年の劇場公開時から見たいとは思っていた
のですが、腰が重いため見に行かず、今回借りてみたのでした。

こちらの話は、最初の部分での引きが弱く、最初、何を言いたい映画なのかが良く分からず
ただ、最近良く見かけるようになった昭和初期の風物を追いかけるだけなのかと面白くないかと
思い始めていたのですが、途中からだんだん中身が分かってきて、少しは感動することができ
ました。

ただ、こちらも一度見ただけでは理解しきれず、再度見て、もう少し理解を深めたいと思いました。

 

最後に昨日変えてMSIMEに戻したGoogle日本語入力ですが、やっぱりあの入力段階で
リストが出てくるのがとても便利だったと、いまさらながらに思います。

俳優や声優や作家の名前、映画の題名など良く使われる名称がすぐに間違いなく出てくる
ので、とても重宝していたのですが、MSIMEにはその機能が無いので、わざわざぐぐって
調べないといけないのでとても不便です。

かといって、変換時に良く使う変換例と、意味が出てくる機能が無いために元には戻せないん
ですが。

ということで、Google日本語入力に頑張ってもらうか、MSIMEに頑張ってもらうかして、早く
この辺の使い勝手が良くなることを希望します。